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Sambaの設定

Sambaとは,LinuxをWindowsネットワークの一部として動作させるためのデーモンです。これを用いると,Linux上のファイルをWindowsから簡単に操作することが可能となります。

Sambaの運営には,以下の2つのパッケージがインストールされている必要があります。

・ Samba-common
・ Samba
インストール状況を確認するには,コンソールから以下のように実行します。

#
rpm -qa | grep Samba

それに対して,以下のように返ってきた場合,Sambaがインストールされていることになります。

1:
2:
Samba-common-2.2.7a-7.9.0
Samba-2.2.7a-7.9.0

もしもインストールされていない場合には,ftpでftp.redhat.comにアクセスし,Sambaをダウンロードしてきます。2003年6月27日現在では,同サイトの以下のディレクトリ上に見つけることができました。ただし,Linuxのバージョンによって使用するパッケージが異なるため,自分のシステムに適合するものをダウンロードしてください。

/pub/redhat/linux/9/en/os/i386/RedHat/RPMS

Sambaのインストール

rpmパッケージをダウンロードした場合には,コンソール上から以下のような2行を実行するだけでインストールできます(ファイル名はパッケージのバージョンによって異なります)。

#
#
rpm -ihv Samba-common-2.2.7a-7.9.0.rpm
rpm -ihv Samba-2.2.7a-7.9.0.rpm


Sambaの設定

Sambaの設定は,/etc/Samba/smb.confに記述します。以下にその設定の一例を示します。

/etc/Samba/smb.conf
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7:
8:
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17:
[global]
security = user
workgroup = workgroup
server string = Samba %v on %h
encrypt passwords = yes
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192
coding system = sjis
client code page = 932
wins support = yes
map to guest = Never

[hda@physic]
comment = root directory on physic
path = /
read only = No
create mode = 0664
directory mode = 0775

基本的には,ほぼこのままの設定で動作するはずですが,赤文字で書かれている部分だけは必要に応じて修正してください。3行目はWindowsネットワークにおけるワークグループを指定しています。12行目はWindows上に現れる認識名,13行目ではコメントを設定しています。

さらに詳しく知りたい方は,日本Sambaユーザー会のサイトから以下のページを参照してみてください。初心者にもわかりやすく解説されています。

http://www.samba.gr.jp/doc/contrib/begin_samba2.0.html

ユーザー情報の追加

Sambaをインストールしただけでは接続を許可するユーザーが定められていないため,Windowsからアクセスすることができません。そこで,以下のように実行し,ユーザーを追加します。

#
smbpasswd -a michael

michaelの部分はユーザー名が入ります。このユーザー名は,Linux上に存在する一般ユーザーで,かつ,Windowsで用いているユーザーIDであることが望ましいでしょう。上記実行の直後,michaelというユーザーに対するパスワードを設定することになりますが,ここではWindowsで用いているものと同一のものを与えると,後々混乱せずにすみます。


Sambaの起動

以下のように実行すると,Sambaが起動します。動作が確認できたら,setupを実行し,System servicesの中のsmbをチェックします。こうすることにより,再起動後も有効となります。

#
/etc/rc.d/init.d/smb start




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